お久しぶりです。寺田です。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、私はプラモデルやトイが好きでして……特にロボットのプラモデルとはガンプラ以前からの付き合いです。就職活動ではバンダイさんのトイやプラモデル関連部署を志望しておりましたが叶わず、結果的にスーパーロボット大戦のプロデューサーになりました(嫌々ながら、そうなったわけではありません。念のため)
さて、これまでスーパーロボット大戦のオリジナルメカは色々なメーカーさんによって商品化されて参りましたが、ついに! ついに BANDAI SPIRITSホビー事業部さんからサイバスターのプラモデルが発売されることになりました!!
これです。HG(ハイグレード)です。学生時代にHG第1弾のプラモデルを買いましたが、それから長い時が経ち、そのブランドを冠する商品の開発に関われるとは感無量です。BANDAI SPIRITSホビー事業部さんからこのスパログでも何度か取り上げて欲しいというご依頼がありまして、まずはその第1回目です。
実はこのHGサイバスター、誕生のきっかけとなったのはWEB配信番組の「生スパロボチャンネル」なのです。番組内にスーパーロボット大戦関連商品紹介コーナーがありまして、そこにカードゲームのOGクルセイドを担当しておられた戸澗さんと、BANDAI SPIRITSホビー事業部の生頼さんにご出演いただいておりました。戸澗さんは今、ホビー事業部さんにおられるのですが……数年前、生頼さんとご一緒に「スーパーロボット大戦OG」のプラモデルを企画したいというご相談がありました。その後、生頼さんが実際に事を進められ、現在に至るというわけなのです。
サイバスターは30年近い歴史を持つ古参のスーパーロボット大戦オリジナルメカであり、スパロボシリーズへの登場回数は(おそらく)最多。昨今では「スパロボX」、「スパロボX‐Ω」、「スパロボDD」にも出ているということと、今年がスーパーロボット大戦30周年であることを踏まえてプラモデル化が決定しました。写真を見てお気付きの方がいらっしゃるかも知れませんが、今回の(素の)サイバスターは「スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神」版で、実は初めての商品化となります。サイバスターには色々なバリエーションがあり、「魔装機神」版は比較的マッシブなのですが、頭部はシャープで特徴的です。今回のプラモデルでもそこが再現されています。
サイバスターは立体化すると可動範囲にそこそこ制限があるのですが、設計が秀逸なこともあり、ご覧の通りよく動きます。また、デザインの都合上、フィギュアやプラモデルにするとバランスがちょっと悪くなるため、ポージングに気を遣います。しかし、HGサイバスターは主翼など尖っている部分が薄くて軽く、ポーズをスムーズに決められます。実際に試作の原型やテストショットを見せてもらったのですが、胴体内部などの関節がかなり凄いことになっていまして、これについては別の機会に語りたいと思います。また、前述した通り、サイバスターは尖っている部分が多いのですが、生頼さんや設計担当の濱田さんに打ち合わせで直談判し、設計図を見ながらギリギリまで再現していただきました。また、パーツの成形色にもこだわっていただき、組み立てるだけでサイバスターのカラーリングを表現できます。
そして、HGサイバスターは空中巡航形態であるサイバードに差し替えで変形できます。さらにそのディスプレイ用台座が付き、ディスカッターとハイファミリアが2つ(こちらも台座付き)が付属します。
ちなみにHGサイバスターのサイズなんですが、主翼を含め、あくまで寺田比で1/100 MG(マスターグレード)のスタンダードなプラモデルと同じぐらいのボリュームがあると思います。
この仕様でお値段が4,400円(税込み10%)! 2021年6月発売予定です。是非、ご予約の上でご購入下さいませ。
https://bandai-hobby.net/item/4371/
↑HGサイバスター商品ページへのリンクです。
それでは、また。