我らが艦ハガネの一番偉い人といえばダイテツ・ミナセ艦長。
そのダイテツ艦長を演じるは、柴田秀勝さん。
柴田さんと言えば、スパログでは僕や緑川さん、相沢さんも所属する青二プロダクションの創立メンバーにして、業界、大・大・大先輩。スパロボゲームでは「マジンガーZ」の阿修羅男爵などでも皆さんにはお馴染みですね。
そんな大先輩が気軽に話してくださった時のエピソードを一つ。
数週間前の収録合間、
『この番組は何本(何話)なんだ?』
「え~、2クール(6ヶ月)と聞いてますので、25~6本かと思いますけど・・・」
『そうか~。いや、年末年始はいつもいないからさ~』
「あ~なるほど~。どちらかへいらっしゃるんですか?」
『お~、ちょっとアフリカにな~』
「アフリカですかぁ~!?(☆o☆)」
『(笑)』
「そ、それは、す、凄いですねぇ・・・」
『(笑)』
「あははは(^^;)」
(この時点でレベルが違うと思っていたが、驚くのはここからです)
「あはは(汗)ア、アフリカは、どちらに?」
『ケニア!』
「ケニアですか~。あ、暑そうですね?」
『う~ん、いや、ケニアから~~に乗って横断しようと思ってな』
「は?・・・何に乗ってですか?」
(あまりにも快活な発言に呑まれていたんだろうか。と、その時)
『気球だよ。気球に乗ってアフリカを横断するの。』
「は?」
(何を言ってるのか、もう理解の範疇を越えてます)
「きぃ~~きゅ~~う~???」
『おう(笑)』
「きぃ~きゅ~、って、“気球”ですか?あの空を飛ぶ?、ぶえ゛~?」
(ビックリしたら擬音までおかしくなっちまった)
『あっはっはっはっ』
(あくまで豪快です)
『いや、前からやりたかったんだよ』
「は、は~・・・」
(もうひたすらポカ~ンですわ)
「ど、どれぐらいの日にちをかけて?」
『2週間!』
「2週間もずっと気球で?」
『ほら~、下(陸地)は危ないだろ?動物とかが。命がな』
「え、ええ、ええ」
『だから現地のガイドがずっと同行して気球を操縦してくれるんだってさ』
「ふぇ~~」
(なんかまともな音でリアクションできなくなってました)
「は~・・・。え?縦断じゃなくて、横断ですよね?」
『縦断は~俺も無理だな(笑)』
「そ、そうですよね。あははは(汗)」
『でな』
(話しはまだまだ続く)
「はいはい」
『途中、ジャングルのド真ん中に日本人がオーナーをしてる、セレブが泊まるホテルがあるんだってさ』
「へ~~!?日本人がですか?」
『そうなんだよ~あっはっはっはっ、途中、そこに泊まるの』
「そんなところがあるとは知りませんでした~」
『インターネットでも予約できるんだけどな、オーナーが日本人だから、日本人の客を結構優遇してくれるらしいんだ』
「ほあ~~、そうなんですか~~~」
(もう呆気にとられるしかない状態ですわ)
「ち、ちなみに・・・やらしい話しなんですけど、そのご旅行、費用もそれなりに、・・す、するんですよね?」
『ん?@@@万ぐらいかな? 』
「・・・。あ~あ~、お二人なら・・・意外と適正な範囲かも??」
(と、思ったら)
『1人分でな』
(ガクっ。)
「そ、うですよね(汗)あははは。・・・あ、向こうへは、直行で行けるんですか?」
『行けない行けない。シンガポールへ一回寄って乗り換えて行くの』
「あ~、やっぱり。なるほど」
『でもな、一回そこで空港を出て“ドバイ”に行くんだよ』
「え?・・・それはまたなぜに?」
『そこに~“ペッパークラブ”っていう、めちゃくちゃに美味いらしいカニがいるんだけど』
「え?・・・もしかして・・・その・・・」
『いや、コレを一度食べてみたくてさ~。あっはっはっはっはっ』
「カニを・・・食べるため・・だけに?・・
『あっはっはっはっ』
「ははは・・(汗)」
『あっはっはっはっはっはっはっ』
どこまでも豪快なダイテツ艦長でした(笑)
今回のことをブログに掲載することも快諾していただきました。本当にありがとうございます。
とにもかくにも、クルー一同、旅の無事をお祈り申し上げております。